Approach

アンチエイジングの新常識老化のケアは細胞レベルで!

老化は体の中で進行するので、防止するためには細胞レベルからのアプローチが必要となります。
ミトコンドリアを活性化して、3つの要因(酸化・糖化・炎症)を軽減、さらにNAD+の減少を
抑制するためのケアをすることで、老化の進行を緩やかにすることができると考えられています。
その“キー”となる、近年注目の成分をご紹介します。

アンチエイジング成分が働くイメージ

※成分および効果等は一例です。

アンチエイジング成分​

NMN

“細胞の若さを支える”
NMN(β-ニコチンアミド・モノヌクレオチド)

NMNはβ-ニコチンアミド・モノヌクレオチドの略称で、ビタミンB3(ナイアシン)からつくられる物質。生命維持のための大切な役割を担うNAD+(ニコチンアミド アデニン ジヌクレオチド)という補酵素に体内で変換されて全身で働きます。サーチュイン遺伝子やミトコンドリアの活性化にも関与することから、近年、エイジングケア成分としての評価も高まっています。

細胞の若さを支える“NMN
Polyphenol

さまざまな働きで力を発揮!
“ポリフェノール類”

ポリフェノールとは、色味や渋み、苦みなど、植物が厳しい自然環境を生き抜いていく中で身を守るために必要とする成分の総称で、その種類は数千種にも及ぶといわれています。

マスカダイン

米国東南部の過酷な環境の中でも育つ、
強靭な生命力を備えた葡萄の一種。
一般的な葡萄より染色体が1対多いというユニークな特徴を持ち、
スーパーグレープとも呼ばれる希少な素材。
さまざまなポリフェノールが含まれていて、その中でも特に
他の葡萄にはほとんど見られない「エラグ酸」は、
抗酸化、抗炎症作用などの効果が期待されています。

マスカダイン

● レスベラトロール

1990年代に「フレンチパラドックス」で一躍話題となった成分で、
葡萄の果皮や種、新芽、つるなどに多く含まれるポリフェノール。
2000年代にはさらに、ハーバード大学の研究チームがレスベラトロールの
有用性に関する研究結果を科学誌「nature」に発表したことで、
抗酸化・抗炎症・血管保護作用などの老化予防に役立つ成分として人気に。
また、長寿遺伝子とも呼ばれるサーチュイン遺伝子の活性化や細胞老化抑制作用が報告されたことで、抗老化成分としても注目され続けています。

*「高脂肪食にもかかわらずフランス人が心血管疾患による死亡率が低いのは、
赤ワインに含まれるポリフェノールによる健康効果である」とされる説。

レスベラトロール

● アピゲニン

ポリフェノールの一種でセロリやパセリなどに含まれるフラボノイド。​
他のフラボノイドには見られない強力なパワーで注目されており、
抗酸化作用や抗炎症作用があります。近年では、サーチュイン遺伝子の
活性化や細胞の老化抑制作用によって、エイジングケア成分としての
期待も高まっています。

アピゲニン

複数の種類を組合せれば、ポリフェノールの効果はさらに!

「ポリフェノールは複数組合せた方が
より高い効果を発揮する」というデータが報告されています。
次のグラフは、レスベラトロール単体の抗糖化作用と
さまざまなポリフェノールを合わせた混合物の抗糖化作用を
比較したデータです。さまざまな種類を組合せた
ポリフェノールが優位に働くことを示しています。

加齢とNAD+の関係
Vitamin ACE

● ビタミンACE

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEの3種のことで、
抗酸化ビタミンの代表格としておなじみです。
活性酸素による細胞のダメージを防ぐ働きで知られるほか、
ビタミンA、ビタミンCは免疫力にも関与、
ビタミンEは血流の改善により生活習慣病の予防に貢献するなど、
それぞれが健康維持や美容に幅広く活躍する、
欠かすことのできない栄養素です。

ビタミンACE
Coenzyme Q10

● コエンザイムQ10(CoQ10)

細胞内にあるミトコンドリアのエネルギー産生に深く関与する栄養素。
エネルギー源であるATP(アデノシン3リン​酸)をつくるのに必須の補酵素で、
“エネルギー産生のプロデューサー”といわれます。
また、優れた抗酸化力を持ち、
エネルギー産生時に発生する活性酸素から細胞を守る役割を担うなど、
健康に広く貢献します。

コエンザイムQ10

健康で美しく、
いきいきと人生を楽しむために
必要なこと。
それは、老化のしくみを知って、
有効なケアをすること。

老いることを知らないカラダは、
すこやかな細胞から。
さあ、さっそく始めましょう。